第1回 悪人は存在するか?
主な引用
スマホ時代の哲学
こちらの本では、特段アイヒマンについては触れられていませんでした。
上記以外は下記のそれぞれの箇所で言及しています。
上記3つは著者が全員同じであるため、もう少しバランスよくインプットして話ができた方が良かったですね。
本文
アイヒマンとアイヒマン実験からわかること
ハンナアーレントのエルサレムのアイヒマンに書いてある
ハンナ・アーレント(字幕版)
悪人がいるわけではなく、悪とは、システムを無批判に受け入れることである
そして、人間はアイヒマン実験で示されるように、受け入れてしまうことがほとんど
身近な例
部活動の話
コーヒーのバリューチェーン
幹部の人たちが東大、京大とかの出身の人が多かった
なぜその人たちが入ったか?
わかりやすく昇進できる、登りやすいシステムがあった
3段階くらいの階級があって、ちゃんと勉強すれば階級を上がっていけるらしい
オウム真理教の階級
最後の方は複雑化している、仏教とかは現世で悟りが開けるとは限らない、という前提があったりする
学歴エリートだったけど、仕事はできなかった人が、評価される場所を求めてオウム真理教に行った
システムとしては良くない方向に動いていたけど、システムの中で高い評価を得るために行動していたら、結果的に残虐な事件を引き起こしてしまった、ということ
イデオロギーと宗教の違いにも繋がるけど、対して変わらない
イデオロギーは科学をベースとした上でそれで立証できないような証明不可能な事実は突きつけず、現代の考えベースで作られたもの?
共産主義やナチスドイツもイデオロギーなのか、宗教なのか、難しい。 生物の進化論を使ってナチスは自分たちの優位性を示した。それは今考えればわかるが、昔は間違ってることを立証できなかった 人間はベースとして悪である、という悲観的な人間観に囚われてしまう
研究者もお金を獲得していく必要がある、という背景がある
人間はバッドニュースに飛びつく
不倫、殺人、事故など
2017年の飛行機の死亡事故が0件だった、これは初めての年だけど、ほとんどの人が聞いたことがない
ジェット機の死亡事故ゼロ 17年、安全性向上
Twitterみたいなアカウントとかね。
メディアとかが注目を集められるから、悲観的人間観の形成を助長している 社会と人間の関係性が垣間見えた